あい‐ごま【間駒/合(い)駒】
将棋で、自分の駒を守るために相手の駒のきき筋に打つ駒。間遮(あいしゃ)。間(あい)。間馬(あいま)。
あそび‐ごま【遊び駒】
将棋で、その局面の攻防に有効に働いていない駒。
あら‐ごま【荒駒】
馴(な)らされていない馬。また、気の荒い馬。
いこま【生駒】
奈良県北西部の市。宝山寺(生駒聖天(しょうてん))の門前町に始まり、近鉄の生駒トンネルで大阪と結ばれ、住宅衛星都市として発展。人口11.8万(2010)。
轅下(えんか)の駒(こま)
《「史記」魏其武安侯列伝から。「駒」は、2歳でまだ車を引くだけの力のない馬》人の束縛を受けて自由にならないこと、また、任務を果たす力のないことのたとえ。
おお‐ごま【大駒】
将棋で、飛車と角行のこと。→小駒
かた‐こま【片駒】
将棋で、棋力の上の者が、飛車または角行を落として対局すること。一枚落ち。→駒落ち
かみ‐ごま【上駒】
《「かみこま」とも》三味線や胡弓(こきゅう)の棹(さお)の上端につける、竹製・金属製の駒。三味線では二の糸と三の糸をのせる。
かみ‐ごま【紙駒】
《「かみこま」とも》三味線の音を小さくするために使う紙製の駒。
きき‐ごま【利(き)駒】
将棋で、金将・銀将・飛車・角行などの、攻守にすぐれた働き駒。また、相手の駒の働きを抑えている駒。