すんぷ【駿府】
駿河(するが)国府の所在地。現在の静岡市。中世、今川氏の居所として栄えた。徳川家康が将軍を退いたのち隠棲した地。国府があることから府中とも呼ばれた。
すんぷ‐かばん【駿府加番】
江戸幕府の職名。大名や旗本が勤務した番役で、駿府城外の警衛を任務とした。
すんぷ‐じょう【駿府城】
静岡市にあった城。天正13年(1585)から17年にかけて徳川家康が築城し、晩年ここを隠居所とした。その後、江戸幕府直轄として城代を置き、幕末に至った。静岡城。
すんぷ‐じょうだい【駿府城代】
江戸幕府の職名。老中支配に属した。旗本が任じられ、与力・同心などを従えて駿府の諸務をつかさどった。
すんぷ‐じょうばん【駿府定番】
江戸幕府の職名。老中支配に属した。旗本が任じられ、駿府城内の警衛に当たった。