するが‐トラフ【駿河トラフ】
駿河湾の中央部をほぼ南北にのびる細長い海底の凹地(トラフ)。南は南海トラフに続く。フィリピン海プレートの沈み込み帯で、安政の東海道大地震など巨大地震が繰り返し発生している。駿河舟状海盆。
するが‐どい【駿河問い】
江戸前期の拷問法の一。被疑者の手足を後ろに回して一緒にくくり、背中に石をのせ、天井からつり下げて、ぐるぐる回すもの。駿府(すんぷ)の町奉行彦坂九兵衛が始めたという。駿河問状(もんじょう)。
するが‐に【駿河煮】
白焼きにしたタイを、出し汁に酢を加えて煮た料理。
するが‐の‐くに【駿河国】
⇒駿河
するが‐ばん【駿河版】
徳川家康が駿府(すんぷ)で林羅山や崇伝(すうでん)らに命じて出版させた、日本最初の銅活字の版本。「大蔵一覧集」「群書治要」がある。
するが‐ばんし【駿河半紙】
近世、駿河地方から産出した粗製の半紙。ミツマタの皮を原料とし、赤褐色で裂けやすい。
するが‐まい【駿河舞】
駿河の風俗舞で、東遊(あずまあそ)びの一。有度浜(うどはま)に天人が下って舞ったと伝えるもの。
するが‐らん【駿河蘭】
ラン科の常緑の多年草。葉は線形。夏から秋に、花茎を出して淡紅緑色または黄緑色の香りのある花を数個つける。中国南部の原産で、観賞用。
するが‐わん【駿河湾】
静岡県東部の湾。伊豆半島の石廊崎(いろうざき)と西は御前崎とを結ぶ線で囲まれる海域。好漁場。
すん【駿】
⇒しゅん