あばしりばんがいち【網走番外地】
伊藤一の小説。網走刑務所での服役経験をもとにして書かれた。昭和31年(1956)刊。 松尾昭典監督による映画の題名。昭和34年(1959)公開。日活の配給。出演、小高雄二、浅丘ルリ子ほか。 ...
アビツーア【(ドイツ)Abitur】
《「アビトゥア」とも》ドイツの(ギムナジウムなどの)高校卒業資格試験。また、その合格者に与えられる卒業資格。大学入学資格でもある。
アブサロム‐アブサロム【アブサロム、アブサロム!】
《原題Absalom, Absalom!》フォークナーの長編小説。1936年刊。旧約聖書のアブロサムの物語を踏まえた作品。極端な長文など実験的な文体が特徴。
ア‐プリオリ【(ラテン)a priori】
[名・形動]《より先なるものから、の意》中世スコラ哲学では、因果系列の原因あるいは原理から始める認識方法をいい、カント以後の近代認識論では、経験に依存せず、それに先立っていることをさす。⇔アポス...
アペー‐ガマ【Ape Gama】
スリランカの首都スリジャヤワルダナプラコッテにある、伝統文化についてのテーマパーク。旧称、グラモダヤ民族芸術センター。さまざまな展示を通じて同国の民族芸術を紹介するほか、編み物、彫刻、料理などの...
ア‐ポステリオリ【(ラテン)a posteriori】
[名・形動]《より後なるものから、の意》中世スコラ哲学では、因果系列の結果あるいは帰結から原因や原理へ向かう認識方法をいい、近代認識論では、経験に基づくことをさす。⇔アプリオリ。
アポロンのしま【アポロンの島】
小川国夫の短編小説、またそれを表題作とする短編小説集。昭和32年(1957)に私家版として発表。「東海のほとり」「エリコへ下る道」など、欧州留学時の体験をもとに描いた半自伝的作品を収める。発表当...
アメリカンスクール【アメリカン・スクール】
小島信夫の短編小説。昭和29年(1954)発表。同年、第32回芥川賞受賞。アメリカンスクールの見学に訪れた日本人英語教師の体験を通じて、終戦後の日米関係を描く。
あや‐な・す【綾なす】
[動サ五(四)] 1 さまざまの美しいいろどりを示す。美しい模様をつくる。「錦(にしき)—・す木々」 2 (「操す」と書く)巧みに扱う。あやつる。「いろいろな男を—・した経験で」〈荷風・つゆのあ...
あら‐がみ【荒神】
霊験のあらたかな神。「かかる尊き—の氏子と生まれし身を持ちて」〈浄・天の網島〉