えん‐ずい【延髄】
脊椎動物の脳の最下部で脊髄に続く部分。脳の命令の伝達路にあたり、呼吸中枢・反射中枢などがある。髄脳。
きょう‐ずい【胸髄】
脊髄のうち、胸椎の中を通る部分。
キリストきょうせいずい【キリスト教精髄】
《原題、(フランス)Génie du christianisme》シャトーブリアンの著作。1802年刊。副題「キリスト教の美」。全4部からなり、挿話として第3部に「アタラ」、第4部に「ルネ」が収...
ぎょく‐ずい【玉髄】
石英の微小な結晶からなる鉱物。透明または半透明で、色は白・灰・淡褐・赤・緑色など、含む不純物により異なる。美しいものは飾り石にする。カルセドニー。
けい‐ずい【頸髄】
脊髄のうち、首の部分にあたるところ。頸椎の中を通り、上端は延髄とつながっている。
けつ‐ぎょくずい【血玉髄】
⇒血石
けつ‐ずい【血髄】
血液と骨髄。からだの重要な部分。「—を屠(ほふ)り身体を抛(なげう)っても」〈盛衰記・一一〉
こつ‐ずい【骨髄】
1 骨の内腔を満たしている柔らかい組織。赤血球・白血球・血小板をつくる造血器官で、赤い色を呈するが、年齢とともに脂肪が増加して黄色くなる。 2 心の奥。心底。「無念—に徹(とお)る」 3 最も重...
ごく‐ずい【極髄】
1 物の中心となる部分。物事の主要部分。 2 この上なくはなはだしいこと。至極。ごく。「—の馬鹿大門でどなた様」〈柳多留・一二九〉
さまよえるのうずい【さまよえる脳髄】
逢坂剛の長編小説。昭和63年(1988)刊。脳科学・心理学をテーマとするサスペンス。平成5年(1993)、萩庭貞明監督により映画化。