出典:gooニュース
被告囲む7人の警備員 厳戒の高裁支部 鹿児島5人殺害、2審も死刑
弁護側は控訴審で「被告は心神耗弱状態にあった」と主張したが、高裁支部は「精神障害が背景にあったとしても、その影響は軽微なものにとどまる」と指摘。1審同様に完全責任能力があったと認めた。殺意についても1審同様に認定した上で、被害者らに落ち度はないとし、被告が謝罪や反省の態度を示そうとしない点も非難した。
鹿児島・日置5人殺害、再び死刑 高裁宮崎支部、弁護側の控訴棄却
鹿児島県日置市で2018年、親族ら5人を殺害したとして殺人罪などに問われた無職岩倉知広被告(45)の控訴審判決で、福岡高裁宮崎支部は13日、死刑とした20年12月の一審鹿児島地裁裁判員裁判判決を支持し、弁護側の控訴を棄却した。完全責任能力の認定に合理的疑いは生じないとし「落ち度のない5人の命を奪った。死刑はやむを得ない」と結論付けた。
生活保護基準引き下げ訴訟、大阪高裁は減額違法と判断 福岡高裁は控訴棄却 判断分かれる
全国29カ所で起こされている集団訴訟で、この日で高裁判決は計7件。うち3件で減額処分が取り消されており、判断が分かれている。大阪高裁の佐藤裁判長は、物価の下落率を算定するため厚生労働省が独自に作成した物価指数を用いて生活扶助費を減額する「デフレ調整」について、「統計上の正確性が担保されておらず、合理性を欠いている」として違法と判断した。
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