こう‐き【高貴】
[名・形動] 1 身分・家格などが高く貴いこと。また、そのさま。「—の出」「—な家柄」 2 人柄などに、気品のあるさま。「—な精神の持ち主」 3 値段が高くて貴重なこと。また、そのさま。「—な...
こうき‐とじ【カウキとぢ】
《「高貴綴じ」とも》書籍の綴じ方の一。明朝綴じ(四つ目綴じ)の四つの穴に加えて上下の角にも穴をあけてかがり、角がまくれるのを防ぐもの。
こう‐そう【高相】
高貴な相。また、その人。「汝(なんぢ)やんごとなき—の夢見てけり」〈宇治拾遺・一〉
高明(こうめい)の家(いえ)鬼(き)その室(しつ)を瞰(うかが)う
《揚雄「解嘲」から》鬼神は人の満ち足りているのを憎み、高貴の家をうかがって害を加えようとする。
こ‐ぶくさ【古袱紗/小袱紗】
茶の湯で、茶碗に添えたり、茶入れ・香合などの拝見の際に用いたりする袱紗。由緒ある布帛(ふはく)や高貴な織物で作る。出し袱紗。
ごう‐き【豪貴】
勢力があり、身分・家柄などが高貴であること。また、その人。
ご‐ざしょ【御座所】
天皇など高貴な人の居室。おましどころ。御座の間。
ご‐しんえい【御真影】
1 高貴な人の肖像画・写真を敬っていう語。 2 天皇・皇后の公式の肖像写真。宮内省から各学校に貸与され、校長の責任で厳重に管理、儀式に使用された。昭和20年(1945)の終戦時までの用語。
ごてん‐ば【御殿場】
歌舞伎・人形浄瑠璃の時代物で、公卿や高貴な武士の邸宅を舞台とした場面。御殿の場。
さいわい‐びと【幸ひ人】
幸せな人。幸運な人。特に、高貴な人の寵愛を受けている人。「世のことぐさにて、明石の尼君とぞ、—に言ひける」〈源・若菜下〉