ちょうちょう‐まげ【蝶蝶髷】
少女の髪形の一。後頭部でチョウが羽を広げたように髪を左右に分けて輪を作ったもの。ちょうちょうわげ。
ちょん‐まげ【丁髷】
江戸時代、男子に行われた髪形の一。額髪をそりあげ、後頭部で髷を結ったもの。髷の形が「ゝ」に似ているのでいう。のち、男髷の通称。
つけ‐まげ【付け髷】
別の髪で作ったまげ。つけわげ。
てがら‐わげ【手絡髷】
江戸吉原で流行した、手絡を用いる結髪。てがらまげ。
てんじん‐まげ【天神髷】
日本髪の髪形の一。髷の中央を髪で巻き、簪(かんざし)でとめたもの。幕末から明治にかけて、芸妓や若い婦人が結った。天神。天神結び。
とうじん‐まげ【唐人髷】
江戸末期から明治末ごろまで行われた少女の髪形。髷を左右にふっくらと結い、元結の代わりに毛で十文字に結び留めたもの。
ならず‐まげ【ならず髷】
女性の髪形の一。無造作にたばねただけで、髷にもなっていないもの。ならずわげ。「髪は—に爪切らず」〈浮・娘気質・三〉
のめし‐まるまげ【のめし丸髷】
「蔵前風(くらまえふう)2」に同じ。
のんこ‐まげ【のんこ髷】
江戸時代、元禄〜享保(1688〜1736)ごろに流行した髪形。両鬢(りょうびん)を細く狭くとり、髷を高く結ったもの。男女の伊達者が好んだ。のんこわげ。
のんこ‐わげ【のんこ髷】
「のんこまげ」に同じ。