あし‐の‐や【葦の矢】
葦の茎で作った矢。朝廷で大晦日(おおみそか)の追儺(ついな)の式に、桃の木の弓につがえて鬼払いの具として用いた。
あしもと‐がわら【足元瓦】
鬼瓦の左右に置かれて、鬼瓦を支える飾り瓦。雲・波・渦・若葉などの模様が多い。鰭(ひれ)。
あしゅら【阿修羅】
《(梵)asuraの音写。非天などと訳す》
インド神話で、不思議な力を備えていた神々の称。のちに、悪神とされて、常にインドラ神と争う悪魔・鬼神とされた。仏教では、仏法を守護する天竜八部衆の...
あぜ‐まめ【畦豆】
田の畦につくる大豆。《季 秋》「—に鼬(いたち)の遊ぶ夕べかな/鬼城」
あだち‐が‐はら【安達ヶ原】
福島県二本松市、阿武隈川東岸の称。また、安達太良山(あだたらやま)東麓(とうろく)ともいう。昔、鬼婆が住んでいたという伝説がある。[歌枕]
謡曲。「黒塚」の観世流における名称。
あく‐き【悪鬼】
⇒あっき(悪鬼)
あっ‐き【悪鬼】
1 たたりをする恐ろしい妖怪。 2 仏法に敵対する心の邪悪な鬼神。
あくき‐がい【悪鬼貝】
⇒あっきがい(悪鬼貝)
あな‐や
[感]驚いたときに発する語。ああ。「鬼はや一口に食ひてけり。—と言ひけれど」〈伊勢・六〉
あのく‐かんのん【阿耨観音】
三十三観音の一。海上に漂流して竜や鬼にあったとき、この観音に祈ると救われるという。