たばことあくま【煙草と悪魔】
芥川竜之介の短編小説、および同作を表題作とする作品集。作品は大正5年(1916)11月、雑誌「新思潮」に発表。作品集は「羅生門」に続く第2作品集として、大正6年(1917)10月に刊行。
だん‐まつま【断末魔/断末摩】
《「末魔」は、梵marmanの音写。身体内にある特殊な急所で、何かがこれに触れると死ぬという》息を引き取るまぎわ。臨終。「—の苦しみ」
てん‐ま【天魔】
仏語。仏法を害し、人心を悩乱して智慧や善根を妨げる悪魔。欲界の第六天、すなわち他化自在天の主である波旬とその眷属(けんぞく)をいう。
でんわ‐ま【電話魔】
むやみに電話をかけたがる人。
とおり‐ま【通り魔】
1 瞬間的に通り過ぎて、それに出会った人に災害を与えるという魔物。 2 通りすがりに人に不意に危害を加える者。
にくたいとあくま【肉体と悪魔】
《Flesh and the Devil》米国の映画。1926年作。主演はガルボ。ドイツの作家、ズーダーマンの小説「消えぬ過去」を映画化したもの。
にくたいとしとあくま【肉体と死と悪魔】
《原題、(イタリア)La carne, la morte e il diavolo nella letteratura romantica》イタリアの英文学者・文筆家のプラーツによる文芸評論。1...
にくたいのあくま【肉体の悪魔】
《原題、(フランス)Le Diable au corps》ラディゲの長編小説。1923年刊。早熟な少年と出征兵士の妻との恋愛心理を、簡潔な古典的文体で描く。 田村泰次郎の小説。昭和21年(1...
はく‐ま【白魔】
恐ろしい被害をもたらす大雪を魔物にたとえた語。「北日本一円が—に襲われる」 [補説]作品名別項。→白魔
はくま【白魔】
《原題The White Devil》ウェブスターの戯曲。1612年、ロンドンにて初演。16世紀にイタリアで実際に起きた殺人事件を題材とする悲劇。