たら【鱈/大口魚】
タラ目タラ科の魚の総称。あごに1本のひげがあり、背びれは三つ、しりびれは二つある。日本近海にはマダラ・スケトウダラ・コマイを産する。たいこうぎょ。《季 冬》「藁苞(わらつと)や在所にもどる—のあ...
たら‐こ【鱈子】
タラの卵巣。特に、スケトウダラの卵巣を塩漬けにしたもの。秋から冬にかけて最も美味とされる。《季 冬》
たらこ‐くちびる【鱈子唇】
たらこのように厚みのある唇。
たら‐こぶ【鱈昆布】
タラの身と生しいたけ・おぼろ昆布で仕立てたすまし汁。こぶだら。
たら‐ば【鱈場】
タラのとれる漁場。《季 冬》
たらば‐がに【鱈場蟹/多羅波蟹】
タラバガニ科の甲殻類。体形はカニに似るが、ヤドカリの仲間。甲幅約25センチ、脚を広げると1メートル以上になる。暗紫色で多くのとげがある。北海道以北に分布、タラの漁場に多い。肉は美味。《季 冬》
たら‐ふく【鱈腹】
[副]たくさん飲み食いするさま。腹いっぱい。「餅を—食う」 [補説]「鱈腹」は当て字。