や‐ごえ【や声】
「や」という掛け声。また、掛け声。えいごえ。「『えんさえんさ』—も聞えてきた」〈中勘助・鳥の物語〉
やごえ‐の‐とり【八声の鳥】
夜の明け方にしばしば鳴く鳥。にわとり。「四辺も震うばかりにて—は高く唱えり」〈紅葉・金色夜叉〉
やさ【優】
《形容詞「やさしい」の語幹》名詞の上に付いて、やさしく上品である、しとやかである、などの意を表す。「—男」「—女」「—姿」
[形動]《近世語》やさしく、おとなしいさま。「—なをのこが、しなせ...
やさか‐どり【八尺鳥】
[枕]潜水して長い息をする水鳥の意から、「息づく」にかかる。「—息づく妹(いも)を置きて来ぬかも」〈万・三五二七〉
や‐ざ【矢座】
南天の小星座。白鳥座と鷲(わし)座との間にあり、四星が矢の形に並ぶ。9月中旬の午後8時ごろ南中する。学名(ラテン)Sagitta
やすかた【安方】
「善知鳥(うとう)安方」に同じ。「歌ふ声にも血の涙、子は—のさへづりや」〈浄・阿波鳴渡〉
やすめ‐ことば【休め言葉】
詩歌などで、特に意味はないが、調子を整えるために置く言葉。休め字。「山の山鳥」の「山の」のようなもの。
ヤズド【Yazd】
イラン中部の都市。ヤズド州の州都。カビール砂漠の南、ルート砂漠の西に接する乾燥地帯に位置する。ゾロアスター教の中心地として知られ、1500年以上聖火を灯し続けているという拝火神殿や、風葬・鳥葬が...
やせ‐おとこ【痩せ男】
1 やせた男。また、みすぼらしい男。 2 能面の一。執念と怨恨(えんこん)とにやつれ果てた男の亡霊を表す。「阿漕(あこぎ)」「善知鳥(うとう)」「藤戸(ふじと)」の後ジテなどに用いる。
や‐ちょう【夜鳥】
夜、鳴く鳥。夜行性の鳥。