え‐ば【餌ば】
《「餌食(えば)み」の略》 1 鳥獣や魚のえさ。え。 2 人を誘うために利用するもの。えさ。「斯るわずかの功名を—となして」〈井上勤訳・狐の裁判〉 3 人の欲望を満たすためのもの。えじき。「この...
え‐ば・む【餌食む】
[動マ四]鳥や獣がえさを食う。「鳥、獣(けだもの)の—・むをばうらやましがる御詞(ことば)」〈浄・先代萩〉
えびづる‐むし【葡萄蔓虫/蘡薁虫】
スカシバガ科の昆虫、ブドウスカシバの幼虫。体長3センチくらいで白っぽく、頭部は赤茶色。ブドウ・エビヅルの茎の内部にもぐりこんでいる。小鳥や、ヤマメ・イワナ釣りのえさにする。かまえび。ぶどうむし。
えびの‐こうげん【えびの高原】
宮崎県南西部にある高原。標高約1200メートル。韓国(からくに)岳・白鳥(しらとり)山・甑(こしき)岳に囲まれ、六観音池などの火口湖や温泉がある。中央にある硫黄山の噴気で、秋にススキがえび色に染まる。
エピオルニス【(ラテン)Aepyornis】
マダガスカル島に生息していた巨大な走鳥類。頭までの高さ約3メートル、重さ約500キロと推定されている。卵の化石は長径が33センチもある。飛ぶ力はなく、ダチョウのような体形をしていた。生態や生息年...
え‐ぶくろ【餌袋】
1 鷹狩りに際して携行した、鷹のえさや獲物を収める竹かごなどの容器。のちには、弁当などを入れて携行した。えふご。 2 魚・鳥の胃袋。また、人の胃袋を卑しめていった語。
えぼし‐どり【烏帽子鳥】
1 エボシドリ科の鳥。全長約45センチ。全体に緑色。 2 ホトトギス目エボシドリ科の鳥の総称。羽色は緑・紫・灰色などのものが多く、頭に冠羽がある。アフリカに分布。カンムリエボシドリなど。
え‐まき【絵巻】
経典の絵解き、社寺の縁起、高僧の伝記、説話や作り物語などを絵に描き、変化する画面を鑑賞する巻物。ふつう、画面を説明する詞書(ことばがき)を絵と交互に書き添える。奈良時代に始まり、平安・鎌倉期に盛...
エミュー【emu】
ヒクイドリ目エミュー科の鳥。全長約2メートル、頭高1.57メートルくらい。現生鳥類ではダチョウに次ぐ大きさで、体形も似る。飛ぶことはできないが、脚が強くてよく走る。オーストラリアに分布。
エラスムス‐ばし【エラスムス橋】
《Erasmusbrug》オランダ南西部の都市ロッテルダムにある橋。市街中心部、新マース川に架かる。全長802メートル。1996年に完成。斜張橋と跳開橋を組み合わせた、ヨーロッパ最大級の可動橋と...