け【異】
[形動ナリ] 1 普通と違っているさま。異常なさま。「衣手(ころもで)葦毛(あしげ)の馬のいなく声心あれかも常ゆ—に鳴く」〈万・三三二八〉 2 まさっているさま。格別であるさま。→異(け)な「十...
けい‐たん【鶏旦】
1 にわとりの鳴く朝。夜明けのこと。 2 元旦。《季 新年》
けい‐めい【鶏鳴】
1 にわとりが鳴くこと。また、その鳴き声。「—暁(あかつき)を告げる」 2 一番どりの鳴くころ。夜明け。明け方。
けいめい‐きょうかい【鶏鳴教会】
《Church of St. Peter in Gallicantu》パレスチナ地方の古都エルサレム南東部、シオンの丘にある教会。新約聖書によると、ユダの裏切りによって捕えられたイエスが、夜を明...
けいりん【鶏林】
《新羅(しらぎ)の脱解王が、城の西方の始林に白鶏の鳴くのを聞き、始林を鶏林と改めたという「三国史記」の故事から》新羅の異称。転じて、朝鮮の異称。
けら【螻蛄】
直翅(ちょくし)目ケラ科の昆虫。体長約3センチ。頭部と前胸は頑丈で、前足はモグラに似てくまで状。地中に穴を掘ってすみ、昆虫などを捕食するほか植物の根なども食う。後ろ翅(ばね)が長く、夜飛んで灯火...
けり【鳧/計里】
チドリ科の鳥。全長約36センチ。頭から背は灰褐色、腹部は白く、胸に黒色の線がある。本州北部と近畿地方の草原や田畑で繁殖。ケリリ、キリリイと鳴く。《季 夏》「—の子の浅田にわたる夕かな/暁台」
こい‐ごろも【恋衣】
1 心から離れない恋を、身につける衣にたとえていう語。「—着奈良の山に鳴く鳥の間なく時なしあが恋ふらくは」〈万・三〇八八〉 2 恋をしている人の着ている衣。「妹待つと山の雫(しづく)に立ちぬれて...
こう‐せい【鴻声】
雁(がん)の鳴く声。名声の高いことのたとえにいう。
こう‐の‐とり【鸛】
1 コウノトリ科の鳥。全長約1.1メートル。全身白色で、風切り羽とくちばしが黒い。松などの樹上に巣を作り、姿がタンチョウに似るため「松上の鶴」として誤って描かれた。東アジアに分布。日本では特別天...