こえ【声】
1 人や動物が発声器官を使って出す音。のどから口を通って出る音。「女性の—」「猫の鳴く—」 2 言葉の発し方。語調。アクセント。「—が荒くなる」「なまりのある—」「やさしい—」 3 虫が、羽や足...
こおろぎ【蟋蟀】
1 直翅(ちょくし)目コオロギ科の昆虫の総称。草の間や石の下などにすみ、体色は褐色。体はやや平たく、頭部は大きく、触角が長い。雄は前翅(まえばね)に発音器をもち、こすり合わせて鳴く。オカメコオロ...
こぎ・みる【漕ぎ回る】
[動マ上一]舟を漕いでまわる。こぎめぐる。「島伝ひ敏馬(みぬめ)の崎を—・みれば大和恋しく鶴(たづ)さはに鳴く」〈万・三八九〉
こころ‐つま【心妻/心夫】
心の中で思い決めている妻、または夫。意中の人。「あしひきの山下とよめ鳴く鹿の言(こと)ともしかも我(あ)が—」〈万・一六一一〉
こ‐じゅけい【小綬鶏】
キジ科の鳥。全長27センチくらい。褐色で黒い斑紋があり、胸は青灰色。「ちょっと来い」と聞こえる高い声で鳴く。中国南部に分布し、日本では大正時代に銃猟の対象として放鳥、野生化した。《季 春》「—の...
このした‐がくれ【木の下隠れ】
茂っている木の陰に隠れて、見えないこと。また、その所。「すむ月の影をばよそに宮木野の—鹿や鳴くらん」〈続後拾遺・秋上〉
こ‐るり【小瑠璃】
ヒタキ科ノゴマ属の鳥。全長14センチくらい。雄は背面が鮮やかな青色で、腹面は白い。雌は上面が緑褐色。コマドリに似た声で鳴く。日本では夏鳥。《季 夏》「歯朶(しだ)くらし—のこゑのまろびくる/秋桜子」
ころ‐ころ
[副](スル) 1 まるい物、小さい物などが軽快に転がるさま。「まりが—(と)転がる」 2 ものが容易に倒れるさま。ころりころり。「横綱が—負けては困る」 3 物事が簡単に転じていくさま。ころ...
こん‐かい【吼噦】
狐の鳴き声を表す語。こんこん。また、狐のこと。「別れの後に鳴く狐、鳴く狐、—の涙なるらん」〈虎明狂・釣狐〉 [補説]曲名別項。→吼噦
ごろ‐あわせ【語呂合(わ)せ】
1 ことわざや成句などに口調・音声を似せて、意味の異なるこっけいな句を作る言語遊戯。「猫に小判」を「下戸(げこ)に御飯」、「一つ積んでは父のため」を「一つ脱いでは質の種」の類。天明(1781〜1...