なり【鳴り】
鳴ること。音をたてること。また、その音。「—のよいスピーカー」「海—」「耳—」
なり‐いし【鳴(り)石】
石の団塊の内部に空間ができ、振ると、中の小石が音を立てるもの。鈴石。
なり‐かか・る【鳴(り)掛(か)る】
[動ラ五(四)] 1 鳴りそうになる。また、ちょっと鳴ってやむ。「電話のベルが—・る」 2 声を立てて騒ぐ。「知る知らぬ多くの僧ども—・り加持参るほどに」〈栄花・衣の珠〉
なり‐かぶら【鳴り鏑】
⇒鏑矢(かぶらや)
なり‐こ・む【鳴り込む】
[動マ四]大声を立てて入り込む。どなり込む。「思ふさま—・んでやるべい」〈滑・浮世風呂・二〉
なり‐たか・し【鳴り高し】
[形ク]人の声が騒々しいのを制する語。やかましい。静まれ。「—・し、鳴り止まむ」〈源・少女〉
なり‐はず【鳴り弭/鳴り筈】
矢を射るとき、筈(はず)が音高く鳴る弓。
なり‐はため・く【鳴りはためく】
[動カ五(四)]鳴りひびく。鳴りとどろく。「窓のガラス戸が一時に—・く」〈風葉・青春〉
なり‐ひび・く【鳴(り)響く】
[動カ五(四)] 1 音が鳴ってあたりに響き渡る。「電話のベルが—・く」 2 名声・評判が世の中に知れわたる。「勇名が天下に—・く」
なり‐み・つ【鳴り満つ】
[動タ四]あたり一面に響きわたる。「(雷ガ)なほやまず—・ちて」〈源・須磨〉