ぐつ‐ぐつ
[副] 1 物の煮えたつ音や、そのさまを表す語。「野菜を—(と)煮こむ」 2 のどの鳴る音を表す語。「盥嗽(うがい)をするの—と」〈嵯峨の屋・姉と弟〉
けい‐がん【炯眼/烱眼】
1 鋭く光る目。鋭い目つき。「—人を射る」 2 物事をはっきりと見抜く力。鋭い眼力。慧眼(けいがん)。「—をもって鳴る批評家」
こ‐つ【木屑】
流れにたまった木のくず。こつみ。「鳴る瀬ろに—の寄すなすいとのきて愛(かな)しけ背ろに人さへ寄すも」〈万・三五四八〉
こと‐が‐はま【琴ヶ浜】
島根県中部、大田(おおだ)市西部にある砂浜。日本海沿岸の弓状になった約2キロメートルの白砂海岸。砂を踏んで歩くとキュッキュッと鳴る「鳴き砂」で有名。夏、海水浴場としてにぎわう。
こと‐こと
[副] 1 軽く物をたたいたとき、または軽い物が触れ合うときの音を表す語。「風で裏木戸が—(と)鳴る」 2 あまり強くない火力で鍋の中の物が煮える音を表す語。「弱火で—(と)煮込む」
ことり
[副]かたい物どうしが触れたり、軽く当たったりしたときの音を表す語。「石鹸(せっけん)箱が—と鳴る」「二階では—とも音がしない」
こほ‐こほ
[副]《清濁については未詳》雷が鳴ったり物をたたいたり、また、咳(せき)をしたときなどの音を表す語。「舷(ふなばた)を—と打ちたたく音に」〈かげろふ・中〉 「—と、鳴る神よりもおどろおどろしく、...
こほ‐め・く
[動カ四]ごとごと音がする。ごろごろ鳴る。また、ひしめく。「よろづをこぼち運び、—・きののしりて持て出で運び騒ぐを」〈栄花・浦々の別〉
ころろ・く【嘶く】
[動カ四]ころころと鳴る。ころころと音をたてる。「蛆(うじ)たかれ—・きて」〈記・上〉
ごくん
[副]何かを一息に飲み込んだときに、のどが鳴る音を表す語。「苦い薬を—と飲み込む」