まいづる【舞鶴】
京都府北部、若狭湾に面する市。西舞鶴はもと田辺といい、京極・牧野氏の城下町、商港として発展。東舞鶴は旧海軍の軍港。第二次大戦直後は引き揚げ港となった。人口8.9万(2010)。
まな‐づる【真鶴/真名鶴】
ツル科の鳥。タンチョウよりやや小さい。体が灰色で、頭頸部が白く、顔は裸出して赤い。脚は暗赤色。シベリア・中国北部で繁殖し、主に日本で越冬。鹿児島県出水(いずみ)市の渡来地では特別天然記念物。たづ...
まなづる【真鶴】
志賀直哉の短編小説。大正9年(1920)発表。恋と知らず年上の女性に惹かれる少年の心理を描く。 川上弘美の長編小説。「文学界」誌に平成17年(2005)から平成18年(2006)にかけて連載...
まなづる【真鶴】
神奈川県足柄下郡の地名。相模湾に面し、真鶴岬がある。小松石の産地。
まんば‐づる【万羽鶴】
鹿児島県の出水(いずみ)平野で秋から春にかけて、1万羽以上のナベヅル・マナヅルが越冬のために飛来すること。国の特別天然記念物。
むら‐たず【群田鶴】
群がり集まっているツル。「—のやどれる枝と見るまでに松の緑も埋む白雪」〈恵慶集〉
や‐かく【夜鶴】
《白居易「五弦弾」の「夜鶴子を憶い籠中に鳴く」から》夜、巣の中で子をはぐくむツル。転じて、母性愛の深いことのたとえ。よるのつる。
や‐かく【野鶴】
野に遊ぶツル。仕官しないで俗世間にいる人のたとえ。「閑雲—」
焼(や)け野(の)の雉(きぎす)夜(よる)の鶴(つる)
《すんでいる野を焼かれたキジが自分の命にかえてもその子を救おうとし、また、寒い夜に鶴が自分の羽でその子を暖めるところから》親が子を思う情の深いことのたとえ。
ゆうづる【夕鶴】
木下順二の戯曲。一幕。昭和24年(1949)発表。民話「鶴の恩返し」に素材を求めたもの。昭和27年(1952)には団伊玖磨の作曲によってオペラ化された。