かも‐しか【氈鹿/羚羊】
1 ニホンカモシカのこと。氈(かも)を織るのに用いる鹿の意からの名という。《季 冬》「—の跡ぞ深雪を巌頭へ/悌二郎」 2 偶蹄(ぐうてい)目ウシ科ヤギ亜科カモシカ属の哺乳類の総称。ニホンカモシカ...
かも‐しし【氈鹿/羚羊】
カモシカの古名。「松が枝に枕定むる—の」〈拾玉集・一〉
きゅうしゅう‐じか【九州鹿】
ニホンジカの一亜種。やや小形で、四国・九州の森林や山野などに分布。
きょろく【鉅鹿】
中国秦代に、現在の河北省平郷県に置かれた郡および県の名。項羽が、秦の将軍章邯(しょうかん)の軍勢に大勝した土地として有名。
くさ‐じし【草鹿】
歩射(ぶしゃ)の的。板で鹿の姿を作って革や布を張り、中に綿を入れてつるしたもの。鎌倉時代に始まり、室町時代には大的(おおまと)・円物(まるもの)とともに徒立(かちだ)ちの三物(みつもの)といわれ...
くら‐しし【鞍鹿】
ニホンカモシカの別名。
ここんひゃくばか【古今百馬鹿】
滑稽本。2巻3冊。式亭三馬作。文化11年(1814)刊。四人の間抜け者を描く。
こ‐ばか【小馬鹿/小莫迦】
少し愚かなこと。また、その人。
さ‐おしか【小牡鹿】
《「さ」は接頭語》雄の鹿。おじか。《季 秋》「—のよび下る月の尾上かな/闌更」
桜(さくら)伐(き)る馬鹿(ばか)梅(うめ)伐(き)らぬ馬鹿(ばか)
桜は幹や枝を切るとその部分が衰弱してしまうが、梅は余計な枝を切らないとよい花実がつかなくなる。樹木の剪定(せんてい)には、それぞれの木の特性に従って対処する必要のあること。