び‐ろく【麋鹿】
大鹿と鹿。獣類。「飛鳥(ひちょう)音(ね)を遺(のこ)し—痕を印する」〈露伴・二日物語〉
へら‐じか【篦鹿】
シカ科の哺乳類。シカ類中最大で、肩高2メートルを超える。角は平たく手のひら状に広がり、上唇がラクダのように垂れている。ユーラシアおよび北アメリカ大陸の北部に分布し、中国では駝鹿(だじか)とよばれ...
ほんしゅう‐じか【本州鹿】
ニホンジカの一亜種。本州の森林や草原などに分布。奈良公園に生息するものは国の天然記念物。
まな‐か【真名鹿】
鹿(しか)の美称。「—の皮を全剝(うつはぎには)ぎて」〈神代紀・上〉
まぼろしのしか【まぼろしの鹿】
加藤楸邨の句集。昭和42年(1967)刊。
まめ‐じか【豆鹿】
偶蹄(ぐうてい)目マメジカ科の哺乳類の総称。最小の有蹄類で、体高20〜35センチ。背が丸く、角をもたない。南アジアと西アフリカに4種が知られる。ねずみじか。
ミュール‐じか【ミュール鹿】
北米西部に分布するシカ科オジロジカ属の動物。耳の形がラバ(ミュール)に似ることからの名。角は複数の枝に分かれ、尾の先端の毛は黒い。
め‐じか【牝鹿/雌鹿】
《古くは「めしか」とも》めすの鹿。《季 秋》⇔牡鹿(おじか)。
紅葉(もみじ)に鹿(しか)
取り合わせのよいもののたとえ。
やく‐しか【屋久鹿】
ニホンジカの一亜種。屋久島にすみ、本土のものより小形で、肩高約60センチ。枝角も第4枝を欠き、3本しかない。やくしまじか。