ひっこし‐そば【引っ越し蕎麦】
「おそばに参りました」の意をかけて、引っ越し先の隣近所に近づきのしるしとして配るそば。
ひとつぶ‐の‐むぎ【一粒の麦】
《新約聖書「ヨハネ伝」第12章、一粒の麦は地に落ちることによって無数の実を結ぶと説いたキリストの言葉から》人を幸福にするためにみずからを犠牲にする人。また、その行為。
ひめ‐つるそば【姫蔓蕎麦】
タデ科の多年草。匍匐茎(ほふくけい)を伸ばして繁殖する。初夏から秋にかけ、球状に密集した薄桃色の小花をつける。ヒマラヤの原産。ポリゴナム。
ひや‐むぎ【冷(や)麦】
細打ちにしたうどんを冷水や氷で冷やし、つゆをつけて食べるもの。《季 夏》「—や嵐のわたる膳の上/支考」→素麺(そうめん)
ひら‐むぎ【平麦】
精白した麦を平たく押しつぶしたもの。押し麦。
ふうりん‐そば【風鈴蕎麦】
夜鳴きそばの一種。江戸時代、屋台に風鈴をつけ、夜食用のそばを売り歩いたもの。
ふじ‐なでしこ【藤撫子】
ナデシコ科の多年草。海岸に生え、高さ20〜50センチ。長楕円形の葉が対生。7、8月ごろ、紅紫色の花を開く。はまなでしこ。
ふと‐むぎ【太麦】
オオムギの別名。
べい‐ばく【米麦】
米と麦。また、穀物。
ほ‐むぎ【穂麦】
穂の出た麦。麦の穂。《季 夏》「いざともに—くらはん草枕/芭蕉」