あげ‐ふ【揚げ麩】
油で揚げた麩。精進料理などに用いる。
あぶら‐ふ【油麩】
麩の生地を植物油で揚げたもの。宮城県北部登米(とめ)の特産。
あわ‐ぶ【粟麩】
生麩(なまふ)に粟をまぜて黄色に蒸し上げたもの。
うめがえ‐でんぶ【梅が枝田麩】
でんぶの一。せん切りにしたするめとかつお節・梅干しを合わせ、粉山椒を加え、酒・醤油で煮ていりあげたもの。梅が香。
お‐ふ【御麩】
「麩」の美化語。
かんぜ‐ぶ【観世麩】
焼き麩で、切り口に観世水のような青い渦巻きの現れるもの。
きんぎょ‐ぶ【金魚麩】
金魚の餌(えさ)にする焼き麩。
ぎん‐しょうふ【銀生麩】
色が白い生麩。最も良質のものとされる。
くるま‐ぶ【車麩】
焼き麩の一。棒に巻いて焼いたもので、輪切りにした切り口が渦巻き模様となる。
さがら‐ぶ【相良麩】
すだれ麩に似て、それよりもやや厚めの麩。