せい‐ま【精麻】
タイマの茎を煮たのちに、余分な表皮を取り除き乾燥させたもの。
せい‐ま【製麻】
1 タイマ・アマなどの靭皮(じんぴ)繊維を木質部からはがして、紡績の原料になるように精製すること。 2 麻糸から麻布を製すること。
そ【麻】
あさ。多く、他の語と複合して用いる。「山—」「菅(すが)—」「娘子らが続麻(うみを)のたたり打ち—掛けうむ時なしに恋ひ渡るかも」〈万・二九九〇〉
たい‐ま【大麻】
1 幣(ぬさ)を敬っていう語。おおぬさ。 2 伊勢神宮などで授ける神符。 3 アサの別名。また、その葉や樹脂から製する麻薬。麻酔・鎮静・催眠・幻覚などの作用がある。日本では大麻取締法で規制されて...
たいま【当麻】
奈良県北西部、葛城(かつらぎ)市の地名。二上山(にじょうさん)のふもとにある。
たえま【当麻】
謡曲。五番目物。世阿弥作。念仏僧が大和の当麻(たいま)寺を参詣すると、阿弥陀の化身の老尼と観世音の化身の侍女が現れて中将姫の話を語り、その夜、僧の夢に中将姫が現れ、仏法の徳をたたえて舞をまう。
ちょ‐ま【苧麻】
カラムシの別名。また、その繊維で織った布。
つな‐そ【綱麻】
アオイ科の一年草。高さ約1メートル。葉は長卵形で先がとがり、葉の付け根に黄色い小花をつける。茎からジュートとよばれる繊維をとり、コーヒー豆などを入れる袋を作る。インドの原産。黄麻(おうま)。いち...
つの‐ごま【角胡麻】
ツノゴマ科の一年草。高さ約90センチ。全体が柔らかい毛で覆われ、葉は円状心臓形。夏、白色か紫色で黄色い斑点のある花を総状につける。果実は角状に曲がった突起が服にひっかかるところから「たびびとなか...
てん‐ま【天麻】
オニノヤガラの根茎。漢方で鎮痙(ちんけい)・鎮静薬などに用いる。