き‐がわ【黄皮/橘皮】
橘(たちばな)などの実の皮。刻んで香辛料として料理に用いる。〈和名抄〉
き‐がんぴ【黄雁皮】
ジンチョウゲ科の落葉低木。関西地方以西の山地に自生し、高さ約1メートル。葉は卵形で対生。秋、黄色の小花が咲く。樹皮を和紙の原料に用いる。黄小(きこ)雁皮。
き‐ぎく【黄菊】
1 黄色い花の菊。《季 秋》 2 襲(かさね)の色目の名。表は黄、裏は青で、秋に用いる。
きぎくしらぎく【黄菊白菊】
大町桂月の詞華集。明治31年(1898)刊。美文韻文黄菊白菊。
き‐くちば【黄朽葉】
1 染め色の名。梔子(くちなし)に茜(あかね)または紅(くれない)をまぜた、黄色を帯びた橙(だいだい)色。 2 織り色の名。縦糸を紅、横糸を黄で織ったもの。 3 襲(かさね)の色目の名。表は黄丹...
き‐けまん【黄華鬘】
ケシ科の越年草。関東以西の低地に自生。高さ約40センチ。全体に粉白色を帯び、傷つけると悪臭がする。葉は羽状に細かく切れ込む。春、黄色い唇形の花を総状につける。《季 春》
き‐こうじきん【黄麹菌】
黄色や黄緑色の胞子をつくる麹菌の総称。清酒・味噌(みそ)・醤油(しょうゆ)などの製造に古くから用いられる。→黒麹菌 →白麹菌
き‐さんご【黄珊瑚】
花虫綱キサンゴ科の腔腸(こうちょう)動物。イシサンゴの一種。水深50〜100メートルの海底で、高さ約30センチの樹枝状の群体になる。個体は円筒形で、枝から突き出し、共肉は赤く、触手は黄色、骨格は...
き‐ざくら【黄桜】
桜の一品種。花は八重で、濃黄色または赤みを帯びる。樹皮を曲げ物の材料にする。
き‐したば【黄下翅】
ヤガ科のガ。翅(はね)の開張7センチくらい。前翅は波状紋のある灰黒色で、後ろ翅は黄色地に黒褐色の帯がある。幼虫はフジ・クヌギなどの新葉を食べ、成虫は夏にみられる。