き‐しめじ【黄占地】
担子菌類キシメジ科のキノコ。秋、松林に生える。傘は黄色く、中央部は暗褐色を帯び、柄は太い。 [補説]従来は食用とされてきたが、近年、中毒例が報告されるようになった。
き‐しょうぶ【黄菖蒲】
アヤメ科の多年草。高さ約1メートル。葉は幅広の剣状。初夏、ハナショウブに似た黄色の大形の花を開き、実を結ぶ。ヨーロッパの原産。池のほとりや湿地に植え、野生化もしている。《季 夏》
き‐しらじ【黄白地】
白地に黄色の紋を染めた革で威(おど)した鎧(よろい)。また、黄地に白の紋を染めた革で威した鎧。黄白地威(おどし)。
き‐しんごう【黄信号】
1 注意をうながす黄色い交通信号。 2 憂慮すべき事柄が起こりそうであること。「業績に—が点滅している」
き‐じ【黄血】
《黄色い体液を出すところから》釣りの餌に用いるシマミミズ。
き‐すげ【黄菅】
ユウスゲの別名。《季 夏》
き‐ずいしょう【黄水晶】
淡黄色で透明な水晶。黄色は結晶中に不純物として鉄を含むことによる。宝石の代用や印材に利用。シトリン。
き‐ずいせん【黄水仙】
ヒガンバナ科の多年草。葉は剣状。春、濃黄色の花を横向きに開く。南ヨーロッパの原産で、江戸末期に渡来。観賞用。ジョンキル水仙。《季 春》「突風や算を乱して—/汀女」
きせ‐がわ【黄瀬川/木瀬川】
静岡県東部の川。御殿場付近に源を発して南流し、沼津市と清水町との境で狩野(かの)川に注ぐ。長さ約32キロ。下流にあった黄瀬川宿は治承4年(1180)源頼朝・義経の対面の地。
き‐せきれい【黄鶺鴒】
スズメ目セキレイ科の鳥。全長約20センチ。背面は灰色、腹面が黄色で、白い眉斑(びはん)がある。水辺をせわしく動き回って餌をとり、長い尾を上下に振る。日本では、留鳥として主に渓流沿いにすむ。《季 秋》