きな‐こ【黄な粉】
《黄なる粉の意》大豆を煎(い)ってひいた粉。砂糖をまぜて餅・団子などにまぶしたり、製菓原料にしたりする。豆の粉。豆粉。
きなこ‐パン【黄な粉パン】
生地に黄な粉を練り込んで焼いたパン。または、コッペパンを油で揚げて黄な粉をまぶしたもの。
きなこ‐もち【黄な粉餅】
黄な粉をまぶした餅。
黄(き)なる泉(いずみ)
《「黄泉(こうせん)」を訓読みにした語》あの世。冥土(めいど)。「苔生(お)ふる岩に千代ふる命をば—の水ぞ知るらむ」〈宇津保・藤原の君〉
黄(き)なる涙(なみだ)
嘆き悲しんで流す涙。多く獣の涙にいう。「師子…—を流しつつ」〈太平記・三二〉
黄(き)なる物(もの)
《小判が黄金色をしていることから》小判。
き‐ナンバー【黄ナンバー】
黄地に黒色の文字で示されたナンバープレート。また、それをつけることから、自家用軽自動車のこと。
き‐はだ【黄肌】
サバ科の海水魚。熱帯海域の代表的なマグロで、全長約2メートル、体重300キロに達する。第2背びれとしりびれは濃黄色。刺し身などにする。きはだまぐろ。きわだ。
き‐わだ【黄肌】
⇒きはだ(黄肌)
き‐はだ【黄蘗/黄膚】
1 ミカン科の落葉高木。樹皮は厚く、内部は黄色。葉は羽状複葉。雌雄異株。夏、黄緑色の小花を円錐状につける。樹皮を漢方で黄柏(おうばく)といい、苦味があり、健胃薬に用い、また黄色染料に利用。材はつ...