くろ‐ちょうがい【黒蝶貝】
ウグイスガイ科の二枚貝。貝殻はアコヤガイに似るが大きく、殻の長さは14センチくらい。殻の表面は黒緑色で白斑がある。紀伊半島以南の暖海に分布。真珠養殖の母貝にされ、殻は貝細工に用いる。
くろ‐ぢょか【黒ぢょか】
黒薩摩(くろさつま)の酒器。扁平な円形の土瓶で、焼酎(しょうちゅう)を温めるのに使う。 [補説]語源は未詳。「黒じょか」「黒千代香」とも書く。
くろっ‐ぽ・い【黒っぽい】
[形] 1 黒みを帯びている。「—・い服」 2 玄人(くろうと)じみている。「—・くなって来たな」〈伎・小袖曽我〉
くろ‐つきげ【黒月毛/黒鴾毛】
馬の毛色の名。灰色を帯びた月毛。
くろ‐つぐみ【黒鶫】
ヒタキ科ツグミ属の小鳥。全長22センチくらい。腹が白いほかは雄は黒色、雌は褐色。雄は朗らかな声で複雑な節回しでさえずる。東アジアに分布。日本では夏鳥で、山地で繁殖。《季 夏》「—ききとめ蕨(わら...
くろ‐つち【黒土】
1 黒い色の土。腐敗した植物質などを含んだ、耕作に適した土。こくど。くろぼこ。 2 火災にあって焼けた土。やけつち。
くろ‐つ‐ばら【黒つ薔薇】
クロウメモドキ科の低木。枝の先はとげ状、葉は長楕円形。実は熟すと黒色。日本では本州中部以北にみられる。おおくろうめもどき。うしころし。
くろ‐つぶれ【黒潰れ】
画像の表示・表現で、暗い部分の階調が失われ真っ黒になっていること。逆光での人の顔や黒っぽい衣服、または風景の影の部分などに生じやすい。一般に、デジタルカメラはフィルムカメラに比べ露光の寛容度(ラ...
くろ‐つるばみ【黒橡】
黒に近い濃いねずみ色。喪服に用いる。「—の御小袿(こうちぎ)に、けざやかなる御色のほど有様など」〈栄花・鶴の林〉
くろづか【黒塚】
福島県二本松市、阿武隈川東岸、安達(あだち)ヶ原の古跡。鬼女伝説がある。
謡曲。五番目物。観世流では「安達ヶ原」。奥州安達ヶ原にすむ鬼女の家に山伏が投宿し、襲われるが祈り伏せる。
歌舞伎舞...