くろ‐とり【黒鳥】
1 羽毛の黒い鳥。 2 黒い水鳥。現在のクロガモという。「—といふ鳥、岩の上に集まり居り」〈土佐〉
くろ‐とりげ【黒鳥毛】
槍(やり)の鞘(さや)や馬印の先などを飾るのに用いた、黒色の鳥の羽。
くろ‐ど【黒戸】
「黒戸の御所」の略。
仏壇をいう女房詞。
くろど‐の‐ごしょ【黒戸の御所】
宮中の清涼殿の北、滝口の戸の西にあった細長い部屋。薪(まき)のすすで黒くなっていたところからの名。黒戸。
くろ‐ナンバー【黒ナンバー】
黒地に黄色の文字で示されたナンバープレート。また、それをつけることから、事業用軽自動車のこと。
くろ‐ぬり【黒塗(り)】
黒く塗ること。また、黒く塗ったもの。「—の椀」「—の高級車」「—教科書」
くろねこ【黒猫】
《原題The Black Cat》ポーの短編小説。1843年発表。発作的に黒猫を惨殺したことから、あやまって妻を殺害して破滅するに至る男の病的な心理を推理小説的手法で描く。
くろ‐ねこ【黒猫】
毛が黒色の猫。からすねこ。 [補説]作品名別項。→黒猫
くろ‐ねごろ【黒根来】
黒色の根来塗(ねごろぬり)の漆器。
くろ‐ねずみ【黒鼠】
1 黒い毛色の鼠。 2 黒みがかったねずみ色。 3 主家の金品をごまかしたり、主家に害を与えたりする雇い人。⇔白鼠(しろねずみ)。