き‐そう【帰装】
帰りの身じたく。「直(ただち)に—を整う可く厳命した」〈蘆花・黒潮〉
きたかみ【北上】
岩手県南部、北上盆地中央部にある市。中心の黒沢尻は北上川舟運の河港として発展。人口9.3万人(2010)。
きた‐きつね【北狐】
キツネの亜種。北海道やサハリン(樺太(からふと))に分布。本州のキツネよりやや大きく、毛色は鮮やかな橙褐色で、四肢の黒い部分が広い。《季 冬》
きた‐せきどうかいりゅう【北赤道海流】
赤道の北側を、東から西へ流れる海流。北東貿易風によって生じる。太平洋ではフィリピンの東方で二分し、その一方が北上して黒潮となる。
き‐たたき【木啄/木叩】
キツツキ科の鳥。全長46センチくらい。全体に黒で腹と腰が白く、雄では頭頂部とほおが赤い。東南アジア、朝鮮半島に生息。日本では対馬に生息したが、絶滅したとされる。
き‐たては【黄蛺蝶】
タテハチョウ科のチョウ。翅(はね)の開張6センチくらい。翅は黄褐色の地に黒斑が散在し、裏面は枯れ葉模様。夏から秋に発生し、花蜜や樹液に集まる。幼虫の食草はカナムグラ・麻など。
き‐ちょう【黄蝶】
シロチョウ科のチョウ。翅(はね)の開張約4.5センチ。翅は黄色く、夏型では前翅の黒い縁どりが目立つ。幼虫の食草はハギ・ネムノキなど。東北地方南部から南に普通にみられる。《季 春》
きっ‐くつ【詰屈/佶屈】
[名・形動](スル) 1 かがまって、伸びがないこと。曲がりくねっていること。「—した老梅の幹」〈谷崎・春琴抄〉 2 堅苦しいこと。特に、文章や字句が堅苦しくてわかりにくいこと。また、そのさま...
切(き)って落(お)と・す
1 さっと切って下へ落とす。「やにわに三騎—・す」 2 歌舞伎で、振竹(ふりだけ)を用いた仕掛けによって、舞台にかかっている浅葱(あさぎ)幕・黒幕・道具幕を振り落とす。 3 (「幕が切って落とさ...
きつね‐の‐えふで【狐の絵筆】
スッポンタケ科のキノコ。秋、竹林に生える。初めは白い卵形で、のち伸びて角状となり、先は赤く中空。上端に胞子を含む黒い粘液があり、悪臭を放つ。きつねのえかきふで。