すい‐たい【翠黛】
1 青っぽい色のまゆずみ。また、美人のまゆ。 2 緑にかすんで見える山の色。
せい‐たい【青黛】
1 青いまゆずみ。また、それでかいた眉。 2 まゆずみのような濃い青色。 3 演劇で、化粧に使う藍色の顔料。月代(さかやき)に使う羽二重(はぶたえ)に塗るほか、藍隈(あいぐま)や幽霊の顔などに用いる。
たい【黛】
[人名用漢字] [音]タイ(漢) [訓]まゆずみ 1 まゆずみ。「翠黛(すいたい)・青黛・粉黛」 2 黒ずんだ青色。「黛青/翠黛」
ふん‐たい【粉黛】
1 白粉(おしろい)とまゆずみ。転じて、化粧。「—をほどこす」 2 美人。「六宮の—は顔色なきが如くなり」〈太平記・一〉
まゆ‐ずみ【眉墨/黛】
1 眉をかいたり形を整えたりするのに用いる化粧品。 2 眉をかくこと。また、かいた眉。まゆがき。「—を引く」 3 香の名。伽羅(きゃら)から製する。 4 連なった山が遠くに眉のように見えること。...
まゆずみ【黛】
松根東洋城の俳句随筆集。昭和16年(1941)刊。