こふく‐げきじょう【鼓腹撃壌】
[名](スル)《中国の尭(ぎょう)の時代に、一老人が腹鼓(はらつづみ)を打ち、大地を踏み鳴らし、太平の世への満足の気持ちを歌ったという「十八史略」などにみえる故事から》世の中の太平を楽しむこと。
こ‐ぶ【鼓舞】
[名](スル)《鼓(つづみ)を打ち、舞(まい)をまう意から》大いに励まし気持ちを奮いたたせること。勢いづけること。鼓吹(こすい)。「士気を—する」
こ‐ぼん【鼓盆】
《「盆」は、酒や水を盛る素焼きの器。荘子が妻を亡くしたとき、これをたたいて歌ったという「荘子」至楽の故事から》妻に死に別れること。
こ‐まく【鼓膜】
外耳と中耳との境にあるほぼ円形の薄い膜。音波を受けて振動し、耳小骨、内耳へ伝える。
こまく‐えん【鼓膜炎】
鼓膜の炎症。鼓膜が充血し、膿(うみ)汁がたまることがある。
こ‐よく【鼓翼】
はばたくこと。鳥が飛ぶこと。
こ‐ろう【鼓楼】
寺院で、時を知らせる太鼓をつるす建物。古くは鐘楼に相対して建てられた。くろう。
つづみ【鼓】
1 古く日本で、中空の胴に皮を張って打ち鳴らす楽器の総称。 2 中央が細くくびれた木製の胴の両端に皮を当てて、ひもで締めた打楽器。能楽・歌舞伎囃子(ばやし)などの大鼓・小鼓、雅楽の三の鼓などがあ...
つづみ‐うた【鼓唄】
長唄・浄瑠璃などで使われる特殊な演奏法。主に鼓を伴奏にしてうたうもの。義太夫節では、三味線が鼓の音色を模倣して奏する。
つづみ‐ぐさ【鼓草】
タンポポの別名。