あい‐ねずみ【藍鼠】
藍色がかったねずみ色。藍気鼠(あいけねずみ)。あいねず。
あか‐ねずみ【赤鼠】
日本の代表的な野ネズミ。背は赤褐色、腹は白く、ハツカネズミよりやや大きい。
あずき‐ねずみ【小豆鼠】
小豆色がかったねずみ色。
頭(あたま)の黒(くろ)い鼠(ねずみ)
食物などをかすめ取る身近な人をネズミにたとえた語。
あぶら‐ねずみ【油鼠】
油で揚げたねずみ。きつね捕りのえさにする。「罠(わな)のと知りつつ、—の側を去られん老狐(ふるぎつね)の如くに」〈二葉亭・浮雲〉
あれねずみ【荒れ鼠】
地歌。作物(さくもの)。作者未詳。宝暦年間(1751〜1764)に成立。鼠の大将が家来に指図していると、猫が登場して大騒ぎになるという筋。
いえ‐ねずみ【家鼠】
野ネズミに対し、人家およびその近くの耕地などにすむネズミ。ハツカネズミ・ドブネズミ・クマネズミのこと。
いたち【鼬/鼬鼠】
食肉目イタチ科の哺乳類。体長は雄が約30〜45センチ、雌が約20センチ。体毛は赤茶色で、体は細長く、脚が短く、尾は太く長い。主に夜行性で、ネズミ・鶏などを捕食。敵に追いつめられると悪臭を放って逃...
いたち【鼬】
真船豊の戯曲。昭和9年(1934)、雑誌「劇文学」に発表。同年9月、久保田万太郎の演出により、劇団築地座から分裂した劇団創作座が初演。
いり‐こ【海参/熬海鼠/煎海鼠】
ナマコの腸(はらわた)を取り除き、塩水で煮てから干したもの。ゆでてもどし、あえ物や中国料理に用いる。ほしこ。金海鼠(きんこ)。