おこ‐づ・く
[動カ四] 1 ひくひく動かす。ぴくつかす。「鼻のわたり—・きて、語りなす」〈源・帚木〉 2 勢いづく。調子づく。「大石はづんで二つ三つ、どうどうどうと—・きて」〈浄・虎が磨〉 3 力む。「さは...
おご‐め・く【蠢く】
[動カ四]ぴくぴく動く。うごめく。「鼻のほど—・きて言ふは」〈徒然・七三〉 [補説]仮名遣いは「おごめく」か「をごめく」か不明。
驕(おご)る平家(へいけ)は久(ひさ)しからず
《平家物語の「驕れる人も久しからず」から》地位や財力を鼻にかけ、おごり高ぶる者は、その身を長く保つことができないということのたとえ。驕れる者は久しからず。
おそ・う【襲う】
[動ワ五(ハ四)] 1 不意に攻めかかる。不意に危害を加える。襲撃する。「敵を—・う」「寝込みを—・う」「暴漢に—・われる」 2 不意にやって来る。急におしかける。「新婚家庭を—・う」「清い香り...
おたふく‐めん【阿多福面】
顔が丸く、ひたいが高く、鼻が低くてほおの豊かな女性の面。おかめ。
お‐だれ【尾垂れ】
1 軒先の垂木の木口を隠すための横板。鼻隠し。 2 近世、関西の町屋で、軒先にとりつけた幕掛け。 3 庇(ひさし)。関西でいう。
お‐て【御手】
[名] 1 相手を敬って、その手、また、その筆跡をいう語。「—を拝借」「—をわずらわす」「見事な—の軸」 2 犬などが、片前足を上げ、差し伸べた人の手のひらにのせる芸。また、それを命じる語。 ...
おとこ‐しゅう【男主】
男の主人。「人の家の—ならでは、たかく鼻ひたる、いとにくし」〈枕・二八〉
お‐ぶと【緒太】
1 草履や下駄などの鼻緒の太いもの。 2 藺(い)で編んだ、太い鼻緒の、裏をつけない草履。裏無し。藺金剛(いこんごう)。
おぼ‐めか・す
[動サ四] 1 それとなくわからせる。ほのめかす。「思はずにも—・い給ふかな」〈源・帚木〉 2 得意になって、小鼻をぴくぴく動かす。「粋め粋めとそやしたてられ、手代は鼻を—・して」〈浮・西鶴伝授...