いかり‐ぼうふう【碇防風】
ハマボウフウの茎の端を十文字にさき、冷水につけて開かせ、錨の形に似せたもの。刺身のつまとする。
いかり‐ぼし【錨星】
カシオペヤ座の別名。5個の星がW字形に並ぶ姿を山形の錨に見立てていう。山形星。
いかり‐むし【錨虫】
ウオジラミ目イカリムシ科の甲殻類。体長8ミリほどの棒状で、ほぼ透明。ウナギ・コイ・金魚などの淡水魚の口やえらに寄生。
いかり‐もり【碇銛】
捕鯨用の銛の一。先のほうが錨形に左右に反り返って突起しているもの。
錨(いかり)を打(う)・つ
「錨を下ろす1」に同じ。
怒(いか)りを遷(うつ)・す
《「論語」雍也(ようや)から》腹を立てて、関係のないものにまで当たり散らす。やつあたりする。「母が父にも—・して慳貪(けんどん)に口をきいたことをも思い出し」〈独歩・酒中日記〉
錨(いかり)を下(お)ろ・す
1 船舶などが錨を沈めて停泊する。「入り江で—・す」 2 ゆっくり落ち着く。尻を据える。「太鼓持ちも心安立てしてくれると思ひ、猶も—・して咄す」〈洒・四十八手〉
いかりをこめてふりかえれ【怒りをこめてふり返れ】
《原題Look Back in Anger》オズボーンの戯曲。3幕。1956年、ロンドンにて初演。大学を卒業した後に駄菓子屋を営む主人公の、社会に対する激しい不満を描き、1950年代の英国文学に...
いか‐リング【烏賊リング】
料理で、イカの胴を輪切りにしたもの。フライなどにする。
いかる【斑鳩/鵤】
アトリ科の鳥。全長23センチくらい。体は灰色で、頭・風切り羽・尾羽は紺色。くちばしは太く黄色。木の実を食べる。さえずりは「お菊二十四」などと聞きなされ、「月日星(つきひほし)」とも聞こえるところ...