しご・く【扱く】
[動カ五(四)] 1 細長いものを握ったり指で挟んだりして、強く押さえつけるようにしながら、その手や指をこするように動かす。「槍(やり)を—・く」「帯を—・く」「あごひげを—・く」 2 きびしく...
しゃ‐きょう【蔗境】
《「晋書」文苑伝から》談話・文章・景色などが次第におもしろくなってくるところ。晋の顧愷之(こがいし)が甘蔗を食う時、いつもまずい部分から食いはじめ、次第にうまい部分にうつったという故事による。佳境。
じ‐やく【持薬】
常用している薬。また、用心のためにいつも持っている薬。
下手(したて)に付(つ)・く
人よりも下の立場に身を置く。「婦人(おんな)はいつも—・いて」〈鏡花・化銀杏〉
し‐なら・う【為習ふ】
[動ハ四] 1 いつも行う。しなれてじょうずになる。「よろづ右近ぞ空言を—・ひける」〈源・浮舟〉 2 習う。学んで自分のものにする。「藤十郎と三右衛門と二人を一所にして—・はんと思ひ」〈役者論語...
したし・む【親しむ】
[動マ五(四)] 1 親密に接する。親しくする。「子供たちに—・まれる遊び」「幼いころから—・んだ友」 2 いつも接してなじむ。「読書に—・む」「自然に—・む」 [可能]したしめる
しゅ‐こう【趣向】
[名](スル) 1 おもむき。意向。趣意。「いつもとは—の異なるパーティー」 2 味わいやおもしろみが出るように工夫すること。また、その工夫。「—を凝(こ)らす」「夫れから袴の股立を取て進退に都...
し‐じゅう【始終】
[名] 1 物事の始めと終わり。「—本末を思考せずして事を起こす者は」〈織田訳・花柳春話〉 2 事柄の成り行きの、始めから終わりまでの全部。「事件の—を語る」「一部—」 3 始めから終わりまで...
したし・い【親しい】
[形][文]した・し[シク] 1 互いに打ちとけて仲がよい。懇意だ。「家族ぐるみで—・くしている」「—・い友達」 2 血筋が近い。「—・い縁者」 3 いつも接していて、なじみ深い。「子供のころか...
十三月(じゅうさんがつ)なる顔付(かおつ)き
《1年が13か月もあるように思っている顔つきとも、いつも正月のような顔つきともいう》のんきな顔つき。「工商の家に—かまへ、貧乏花盛り待つは今の事なるべし」〈浮・永代蔵・五〉