いまめ‐がし【今芽樫】
ウバメガシの別名。
いま‐め・く【今めく】
[動カ四]いかにも当世風ではなやかなさまである。現代風である。「律(りち)の調べは…すだれの内より聞こえたるも、—・きたるものの声なれば」〈源・帚木〉
今(いま)もかも
(通常、下に推量表現を伴う)ちょうど今頃は。「—咲き匂ふらむたち花の小島のさきの山吹の花」〈古今・春下〉
いま‐もって【今以て】
[副]今になってもなお。いまだに。「—消息不明である」
いまものがたり【今物語】
鎌倉時代の説話集。1巻。藤原信実(ふじわらののぶざね)の作といわれる。延応元年(1239)以後の成立か。和歌・連歌・恋愛など上流男女の話題を中心に和文体で記す。
いま‐や【今や】
[副]《「いま」+強意の間投助詞「や」から》 1 今こそ。今まさに。「—決断の時」 2 今にも。「—沈もうとしている」 3 今では。今はもう。「—一流の作家だ」
[連語]《「や」は疑問の係助...
今(いま)や遅(おそ)しと
早くそうなればいいと待ち望むようす。「吉報を—待ちうける」
いま‐やき【今焼(き)】
古い伝統的なものに対して、新しく焼かれた焼き物。歴史的には利休時代の楽焼きなどをさすが、慶長年間(1596〜1615)には茶入れ・黒茶碗・香合なども今焼きと呼ばれた。
いま‐よう【今様】
1 当世風。今風。「—のやり方」「—の建築様式」 2 「今様歌」の略。「古き都の荒れゆくを、—にこそうたはれけれ」〈平家・五〉
いまよう‐あわせ【今様合(わ)せ】
昔の遊戯の一。二組に分かれて今様歌をうたい、優劣を競う。