や‐ろう【野老】
1 田舎の老人。老人が自分をへりくだっていう語。村翁。 2 ヤマノイモ科の多年草トコロの別名。
やま‐さなかずら【山さな葛】
山にある野生のサネカズラ。「あしひきの—もみつまで妹(いも)に逢はずや我(あ)が恋ひ居らむ」〈万・二二九六〉
やま‐ガール【山ガール】
登山やハイキングを趣味とする若い女性。特に、山スカートやカラフルな小物などを身につけ、女性らしい装いも同時に楽しむ人をいう。また、そのような装いを、町でファッションとして楽しむ女性。
や‐ちまた【八衢】
道が八つに分かれている所。また、道がいくつにも分かれている所。分かれ道が多くて迷いやすいことにたとえる。「橘の影踏む道の—に物をそ思ふ妹(いも)に逢はずして」〈万・一二五〉
やつあし‐もん【八足門】
4本の親柱の前後にそれぞれ4本の控え柱を設けた一重の門。東大寺転害門(てがいもん)・法隆寺東大門はその代表例。八脚門(はっきゃくもん)。やつあしの門。
やっとこ‐ばし【鋏箸】
やっとこの手に持つ部分と、物をはさむ部分とが、はしのように長いもの。
やつ‐がしら【八頭】
サトイモの一品種。親芋を中にしていくつもの子芋が出て、ひとかたまりに大きくなる。煮物などに用いる。葉柄は褐色を帯び、ずいきとして食用。
山(やま)高(たか)ければ谷(たに)深(ふか)し
相場格言の一。高騰が激しければ、その反動で暴落も激しいものであるという教訓。
やま‐いも【山芋】
「やまのいも」に同じ。
やま‐あららぎ【山蘭】
コブシの古名。「婦(いも)と我(あれ)といるさの山の—手な取り触れそや」〈催馬楽・婦と我〉