いい‐か・ねる【言(い)兼ねる】
[動ナ下一][文]いひか・ぬ[ナ下二] 1 断言できなかったり、支障があったりして、言うのがためらわれる。言いたくても言えないでいる。「はっきりしたことは—・ねる」 2 打消しの助動詞を伴って、...
いい‐かぶ・せる【言い被せる】
[動サ下一][文]いひかぶ・す[サ下二]罪や責任を他人に負わせようと、盛んに言い立てる。
いい‐かも【好い鴨】
[連語]こちらの思うとおりに利用できる人。特に、勝負事で思うように負かせる人。いい獲物。「—にされる」
いい‐かよ・う【言ひ通ふ】
[動ハ四]言葉を交わす。音信を通じる。「かく人疎き御癖なれば、睦ましくも—・ひたまはず」〈源・蓬生〉
いい‐かわ・す【言(い)交(わ)す】
[動サ五(四)] 1 互いに言う。言葉を掛け合う。「あいさつを—・す」 2 口約束をする。特に、結婚を約束する。「—・した仲」 3 歌・手紙などをやりとりする。「女友達の常に—・しけるを」〈後撰...
いい‐がい【飯匙】
飯を盛るためのしゃもじ。いがい。「—取りて、笥子(けこ)の器物(うつはもの)に盛りけるを」〈伊勢・二三〉
いい‐がい【言い甲斐】
言葉に出して言うだけの価値。「素直に聞き入れるので—がある」
いいがい‐な・し【言ひ甲斐無し】
[形ク] 1 とりたてて言うだけの値打ちがない。つまらない。「すべては礼儀を知らず、格式をわきまへざるは—・し」〈沙石集・一〇〉 2 ふがいない。いくじがない。「—・き味方の奴ばら」〈浄・太功記...
いい‐がかり【言(い)掛(か)り】
1 口実を作って、難癖をつけること。また、その事柄。「—をつける」「とんだ—だ」 2 言い出して、あとに引けなくなること。「門口で突き当たったといふが—でけんかよ」〈滑・八笑人・初〉
い‐いき【異域】
よその国。外国。異国。