うさぎ【兎】
ウサギ目ウサギ科の哺乳類の総称。ノウサギ類と、飼いウサギの原種であるアナウサギ類とに分けられる。体長40〜60センチのものが多く、一般に耳が長く、前肢は短く、後肢は長い。上唇は縦に裂け、上あごの...
うさぎ‐あみ【兎網】
ウサギを捕らえるために張る網。うさぎわな。
うさぎ‐うま【兎馬/驢】
《耳の長いところから》ロバの別名。
うさぎ‐がり【兎狩(り)】
野ウサギを捕ること。鉄砲で撃ったり、張った網などの中に追い込んで生け捕りにすることもある。《季 冬》「裏山に出て雪ありぬ—/野風呂」
うさぎ‐ぎく【兎菊】
キク科の多年草。本州中部以北の高山に生え、高さ約30センチ。茎や葉に毛がある。葉は長楕円形で対生。夏、黄色い大きな頭状花を1個開く。きんぐるま。
うさぎ‐こうもり【兎蝙蝠】
ヒナコウモリ科のコウモリ。体長4、5センチに対して3、4センチという長大な耳をもつ。昆虫を食べる。ヨーロッパ・アジアに分布し、日本では亜高山帯の森林に多い。
うさぎ‐ごや【兎小屋】
1 ウサギを飼うための小屋。 2 日本人の粗末な小さい家のこと。EC(ヨーロッパ共同体)が昭和54年(1979)に出した内部資料「対日経済戦略報告書」中の語rabbit hutchの訳語。以後、...
うさぎ‐ざ【兎座】
南天の小星座。オリオン座の南、大犬座の西にあり、2月上旬の午後8時ごろ南中する。学名(ラテン)Lepus
兎(うさぎ)死(し)すれば狐(きつね)これを悲(かな)しむ
《田芸蘅「玉芺零音」から》同類の不幸を縁者が悲しむことのたとえ。
うさぎとかめ【兎と亀】
「イソップ物語」にみえる寓話(ぐうわ)の一。ウサギとカメが山のふもとまで競走をするが、足の速さに自信のあるウサギは途中で居眠りをしてしまい、着実に歩を進めたカメに敗れる。