うた・く
[動カ四]ほえる。うなる。「その猪怒りて、—・き寄り来つ」〈記・下〉
うたく‐こつ【烏啄骨】
⇒烏口骨(うこうこつ)
うた‐くず【歌屑】
へたな和歌。「古今集の中の—とかや言ひ伝へたれど」〈徒然・一四〉
うた‐ぐさり【歌鎖】
和歌を使った遊戯。文字鎖の一。和歌の末尾の文字、または下の句の最初の文字を、次の人が上の句の頭に置いて詠み続けるもの。
うた‐ぐち【歌口】
1 笛・尺八などの管楽器で、口を当てて吹く穴。 2 和歌をじょうずに詠むこと。また、その人。 3 和歌の詠みぶり。「稽古も—もおなじ程の人の」〈ささめごと〉
うたぐり‐ぶか・い【疑り深い】
[形]「うたがいぶかい」に同じ。「—・い目で人を見る」
うたぐ・る【疑る】
[動ラ五(四)]怪しいと思う。「うたがう」のやや俗な言い方。「最初から—・ってかかる」 [補説]「うたがう」と「かんぐる」の混合形といわれる。 [可能]うたぐれる
うたげ【宴/讌】
酒宴。宴会。さかもり。「うちあげ(打ち上げ)」の音変化とも、歌酒の意ともいう。
うた‐ことば【歌詞】
日常語・散文には用いられず、主に歌中に使われる言葉。歌語(かご)。
うた‐ごえ【歌声】
歌をうたう声。