うつり【映り】
1 (「写り」とも書く)影や映像が現れること。また、現れぐあい。「—のいい鏡」「写真—が悪い」 2 色や物の取り合わせ、つりあい。調和。「この着物と帯は—がよい」 3 光が当たって照り輝くこと。...
うつり【移り/遷り】
1 人の住所などが変わること。移転。転居。「郊外にお—の由」「都—」 2 火事などが他に伝わること。「火の—が早い」 3 (多く「おうつり」の形で)贈り物の入っていた先方の器や風呂敷にお礼のしる...
うつり‐がえ【移り替え】
《「うつりかえ」とも》季節の変わり目に衣類を替えること。衣替え。「初霜月(はつしもつき)の—も何の苦慮(くるしみ)なく」〈露伴・五重塔〉
うつり‐かわり【移り変(わ)り】
事態や状況が時のたつにつれて変わってゆくこと。「季節の—」
うつり‐かわ・る【移り変(わ)る】
[動ラ五(四)]時とともに変わっていく。「流行が—・る」
うつり‐が【移り香】
ある物に伝わって残っている、他のものの香り。残り香。
うつり‐がみ【移り紙】
贈り物を入れてきた器などに返礼の意味で形式的に入れて返す紙。懐紙・半紙などを用いる。
うつり‐ぎ【移り気】
[名・形動]《古くは「うつりき」とも》 1 興味の対象をたやすく別のものに向けること。また、そういう性質。浮気。「—な薄情者」 2 ふとしたはずみで起こる感情。特に異性にひかれる思い。出来心。「...
うつり‐こみ【写り込み/映り込み】
1 写真で、滑らかな器物の表面などに反射した他の像や光源が、画像として撮影されること。「—を避ける撮り方」 2 テレビ受像器やパソコンのディスプレーなどの画面に室内外の物の像が映っていること。画...
うつり‐こ・む【写り込む/映り込む】
[動マ五(四)] 1 反射するものの中にうつる。「ガラス窓に月が—・む」 2 写真やテレビの画面などに、偶然または意図してうつる。「風景写真に飛行機雲が—・む」「中継放送に—・む人」