おい【追い】
1 (語の後に付いて)追って歩くこと。追い払うこと。「牛—」「鳥—」 2 (語の前に付いて)同じものを二度以上くわえること。「—がつお」「—肥」
おい
[感] 1 呼びかけたり、注意を促したりするときに発する語。主に男性が同輩・目下に対して用いる。「—、待たないか」 2 呼びかけられて軽く答えるときの語。「—、合点、承知の助」 3 やや驚いたと...
おい‐あが・る【生ひ上がる】
[動ラ四]上の方へ生え伸びる。「つくろはせ給ひし前栽、植木どもも、心に任せて—・り」〈栄花・月の宴〉
おい‐あ・げる【追(い)上げる】
[動ガ下一][文]おひあ・ぐ[ガ下二] 1 追って上の方へ行かせる。「犬が獲物を山の上に—・げる」 2 激しく追いかけて、相手との距離や差をしだいに縮める。「後半の勝負で相手を—・げる」
おい‐い・ず【生ひ出づ】
[動ダ下二] 1 生まれ出る。生えて出る。はえ出る。「水底(みなそこ)に生ふる玉藻の—・でずよしこのころはかくて通はむ」〈万・二七七八〉 2 育って大きくなる。成長する。「何事も勝(すぐ)れて見...
おい‐うぐいす【老い鶯】
夏になっても、さえずっているウグイス。夏うぐいす。残鶯(ざんおう)。老鶯(ろうおう)。《季 夏》「山門の日に—のこだまかな/石鼎」
おい‐うち【追(い)撃ち/追(い)討ち/追(い)打ち】
1 逃げていく者を追いかけて討ち取ること。追撃(ついげき)。「浮き足立つ敵に—をかける」 2 弱っているところに重ねて打撃を与え、さらに厳しい状態に追いやること。「不況に物価高の—が加わる」
おい‐う・つ【追ひ撃つ/追ひ討つ/追ひ打つ】
[動タ四] 1 逃げる敵を追いかけ、重ねて攻撃する。追撃する。「設けし弦を採り出(い)だして、更に張りて—・ちき」〈記・中〉 2 相手の弱みにつけこむ。「此の女の方より帯、着物、頭巾—・っての恋...
おい‐う・つ【追ひ棄つ】
[動タ下二]追い出して捨てる。追放する。「俄(にはか)に親、この女を—・つ」〈伊勢・四〇〉
おい‐うつし【追(い)写し】
[名](スル)⇒流し撮り