かい‐のご・う【掻い拭ふ】
[動ハ四]《「かきのごう」の音変化》すっかりふきとる。ぬぐいさる。「翁、顔をさぐるに年ごろありし癭(こぶ)、あとなく、—・ひたるやうに、つやつやなかりければ」〈宇治拾遺・一〉
かい‐の‐し【戒の師】
出家する人に戒律を授ける師の僧。戒師。「御—、忌むことのすぐれたるよし仏に申すにも」〈源・若菜下〉
かい‐のせ【買(い)乗せ】
値上がりを予想して、同じ銘柄を買い増すこと。
かい‐は【会派】
主義・主張を同じくする人々が結成した派閥や団体。特に政治的につくられるものをいう。「院内—」
かい‐は【海波】
海上に立つ波。海の波。
かい‐はい【改廃】
[名](スル)法律や規則などを改正したり、廃止したりすること。「法令を—する」
かい‐はい【乖背】
[名](スル)そむき反すること。背馳(はいち)。「和合し度いとこそ願え、決して—し睽離(きり)したいとは願わない」〈二葉亭・浮雲〉
かい‐はい【潰敗】
[名](スル)くずれてばらばらになること。「敵軍を—させる」
かい‐はい【壊敗】
[名](スル)秩序がこわれてめちゃめちゃになること。「人心の—、世道の衰退」〈中村訳・西国立志編〉
かい‐はい【壊廃】
[名](スル)こわれて役に立たなくなること。「都市機能が—する」