かき‐よ・せる【掻き寄せる】
[動サ下一][文]かきよ・す[サ下二] 1 ばらばらに散らばっているものを、一つ所に寄せ集める。「落ち葉を熊手で—・せる」 2 自分の近くに引き寄せる。「毛布を—・せる」
かき‐らん【柿蘭】
ラン科の多年草。山野の湿った所に生え、高さ30〜50センチ。葉は細長い卵形。初夏に開花し、花は釣鐘状で、外側が橙褐色、内側が白色で紅紫色の斑点がある。スズランともいうが、キジカクシ科のものとは別種。
かきわ【堅磐】
かたくしっかりとした岩。「常磐(ときは)に—に動かず坐(ま)さむ」〈記・上〉 [補説]多くは、「ときわかきわ(常磐堅磐)」と熟して、永久に変わらないことを祝っていう。
かき‐わけ【書(き)分け】
区別して書くこと。
かき‐わ・ける【書(き)分ける】
[動カ下一][文]かきわ・く[カ下二]区別して書く。違えて書く。「登場人物を上手に—・ける」「律令制の官庁は『大宰府』、地名は『太宰府』と—・ける」
かき‐わ・ける【掻き分ける】
[動カ下一][文]かきわ・く[カ下二]手でかきのけるようにして開く。左右へ押し分ける。押し開く。「人波を—・ける」
かき‐わた・す【掻き渡す】
[動サ四]琴などを弾きつづける。「—・さるる琴の音に涙落ちつつ」〈夜の寝覚・二〉
かき‐わり【欠(き)割(り)】
「身欠き鰊(にしん)」に同じ。
かき‐わり【書(き)割(り)】
芝居の大道具の一。木製の枠に紙や布を張り、建物や風景などを描いて背景とするもの。いくつかに割れるところからいう。
垣(かき)を作(つく)・る
1 多くの人が、垣根のように周囲を取り巻いたり、立ち並んだりする。人垣をつくる。垣を結う。「ファンが—・った」 2 両者の間に隔てをつくる。「意見の相違が二人の間に—・った」