の・む【祈む】
[動マ四]頭を下げて祈る。「かくなやまし苦しめ給ひし時に、—・み白(まを)ししく」〈記・上〉
ね‐ろ【嶺ろ】
《「ろ」は接尾語。上代東国方言》峰(みね)。ね。「馬来田(うまぐた)の—に隠り居かくだにも国の遠かば汝(な)が目欲(ほ)りせむ」〈万・三三八三〉
ねり‐いと【練(り)糸】
生糸を灰汁(あく)・石鹸(せっけん)やソーダ溶液で処理して膠質(にかわしつ)のセリシンを除去した、柔らかく光沢のある絹糸。
のり‐ぬき【糊抜き】
[名](スル)新しい反物(たんもの)の糊を洗い去って柔らかくすること。「—した裏地」
螺子(ねじ)が緩(ゆる)・む
規律がゆるんで、だらだらしている。緊張を欠く。「とかく春休みは—・む」
ねごろ‐じ【根来寺】
和歌山県岩出市にある真言宗の総本山。山号は一乗山。正しくは大伝法院。大治5年(1130)覚鑁(かくばん)が高野山に開いた伝法院に始まる。のち、根来の豊福寺に移転。正応元年(1288)頼瑜(らいゆ...
ねた‐が・る【妬がる】
[動ラ四]ねたましく思う。悔しがる。うらめしく思う。「かくいかう猛(たけ)き身に生まれて、なんぢを—・りて」〈宇治拾遺・八〉
ねや・す【黏す/粘す】
[動サ四]練って粘りけがあるようにする。また、練って柔らかくする。こねる。「塗りにし壁の土を—・せり」〈鷹筑波〉
ねったい‐ぎょ【熱帯魚】
熱帯・亜熱帯地方に産する魚類。主に淡水魚をいい、色彩のはでなものが多く、観賞用に飼育される。グッピー・エンゼルフィッシュ・ディスカスなど。《季 夏》「—みなしづかなり値たかく/波郷」 [補説]書...
のり‐すき【海苔漉き】
板ノリを作ること。生ノリを細かく刻み、簀(す)の上に並べた木枠に流し込んで水気を切り、天日で乾燥させる工程をいう。