ごか‐の‐しらべ【五箇の調べ】
琴(きん)の5種類の弾き方。また、その調子。掻手(かいで)・片垂(かたたり)・水宇瓶(すいうびょう)・蒼海波(そうがいは)・雁鳴(がんめい)の五つ。筑紫箏(つくしごと)でもいう。
ひ‐ふさがり【日塞がり】
陰陽道(おんようどう)で、外出しようとする方角に天一神(なかがみ)などがいるため、その方角への外出を忌むこと。→方違(かたたが)え
ひじかた【土方】
姓氏の一。 [補説]「土方」姓の人物土方巽(ひじかたたつみ)土方定一(ひじかたていいち)土方歳三(ひじかたとしぞう)土方久徴(ひじかたひさあきら)土方久元(ひじかたひさもと)土方与志(ひじかたよし)
なか‐がみ【天一神/中神】
陰陽道(おんようどう)で、八方を運行し、吉凶禍福をつかさどるとされる神。己酉(つちのととり)の日に天から下り、東・西など四方に5日ずつ、北東・南東など四隅には6日ずついて合計44日、癸巳(みずの...
なま‐はげ【生剝げ】
《「なま」は「なもみ」の意》秋田県男鹿(おが)地方などで、陰暦正月15日夜(近年は多く大みそか、または陽暦1月15日)に行われる行事。数人の青年が蓑(みの)・仮面などで鬼の姿をし、木製の大包丁・...
つち‐いみ【土忌(み)】
陰陽道(おんようどう)で、土公神(どくじん)のいる方角を犯す土木・建築工事を忌み嫌うこと。やむを得ず工事をするときは方違(かたたが)えをした。
せちぶん‐たがえ【節分違へ】
平安時代の風習で、節分の日に行う方違(かたたが)え。「—などして夜ふかく帰る」〈枕・二九八〉
たがえ【違え】
1 たがえること。ちがえること。 2 「方違(かたたが)え」に同じ。「—こそはせましか」〈かげろふ・下〉
たが・える【違える】
[動ア下一][文]たが・ふ[ハ下二] 1 一致しないようにする。くいちがわせる。「順序を—・える」「方針を—・える」 2 すでに決まったことに従わないようにする。そむく。「約束を—・える」 3 ...
あるじ【主】
1 一家の長。主人。「旧家の—」 2 集団を統括する人。「一国一城の—」 3 持ち主。「部屋の—」 4 「饗設(あるじもう)け」に同じ。「方違(かたたが)へに行きたるに、—せぬ所」〈枕・二五〉