かめのこ‐ばんてん【亀の子半纏】
江戸時代、子供が着た綿入れの半纏。両袖がなく亀の甲に似る。
かめのせ【亀ノ瀬】
大阪府と奈良県との境の、大和川が生駒・金剛山地を横切る所にある峡谷。古くは亀ノ瀬越えとよばれた交通の難所。
かめ‐の‐て【亀の手/石蜐】
ミョウガガイ科の甲殻類。海岸の岩の割れ目などに群生。全長4センチくらい。頭状部は大小の爪状をした石灰質の殻板からなり、柄部は円筒形で肉質。満潮時に殻板の間から蔓脚(つるあし)を伸ばし、餌を集める。
亀(かめ)の年(とし)を鶴(つる)が羨(うらや)む
千年の寿命をもつという鶴が、寿命万年の亀をうらやましがる。欲に限りのないことのたとえ。
かめ‐の‐ふた【甕の蓋】
茶道具の建水の一。平たい形で、灰器や水指の蓋にも使う。もと南蛮物(なんばんもの)で、瓶(かめ)の蓋に用いたもの。