ききょ‐らい【帰去来】
《陶淵明(とうえんめい)の「帰去来辞」から》官職を退いて故郷に帰ろうとすること。→帰りなんいざ
ききょらいのじ【帰去来辞】
陶淵明作の文。5世紀初頭の成立。官を辞して帰郷し、自然を友とする田園生活に生きようとする決意を述べたもの。
きき‐よ・い【聞(き)良い】
[形][文]ききよ・し[ク]耳に快く響くさま。聞いて気持ちがよい。「—・い音量」「このような陰口は—・いものではない」
きき‐よう【聞(き)様】
聞く方法。聞き方。また、聞いて理解する態度。「—が悪い」
き‐き・る【着切る】
[動ラ五(四)]衣服などを、着ることができなくなるまで着る。「散々—・ってしまった子供の衣類や」〈秋声・足迹〉
きき‐わ・く【聞き分く】
[動カ四]声や話などを聞いて判断する。「ことに男は人の声をも手をも見分き—・かぬものを」〈枕・二七四〉 [動カ下二]「ききわける」の文語形。
きき‐わけ【聞(き)分け】
人の言うことを納得してそれに従うこと。多く、子供についていう。分別。「—のよい子」「—のないことを言う」
きき‐わ・ける【聞(き)分ける】
[動カ下一][文]ききわ・く[カ下二] 1 聞いて音や声などの違いを区別する。「野鳥の声を—・ける」 2 聞いてその意味を理解する。納得して従う。「親の言うことを—・ける」
きき‐わす・れる【聞(き)忘れる】
[動ラ下一][文]ききわす・る[ラ下二] 1 うっかりして、聞くべきことを聞かないままにする。「集合時刻を—・れる」 2 聞いたことを忘れる。「この年齢になると何でもすぐに—・れてしまう」
きき‐わずら・う【聞き煩ふ】
[動ハ四]聞いて心苦しく思う。「母北の方をせめ奉れば、—・ひ給ひて」〈源・竹河〉