声(こえ)を呑(の)・む
極度の感動・驚き・緊張などのために声が出なくなる。また、言いかけて途中でやめる。「あまりの美しさに—・む」「うわさの当人が急に現れたのであわてて—・む」
声(こえ)を励(はげ)ま・す
一段と声を高くして言う。激しい調子で言う。「—・して声援を送る」
声(こえ)を張(は)り上(あ)・げる
できうる限りの大きな声を出す。「壇上の候補者が一段と—・げた」
声(こえ)を潜(ひそ)・める
他人に聞こえないように声を小さくする。「—・めて良からぬ相談をする」
声(こえ)を振(ふ)り絞(しぼ)・る
出せる限りの声を出す。これ以上は出せないというほどの声を無理に出す。「—・って応援する」
声(こえ)を帆(ほ)に上(あ)・ぐ
声を高く上げる。「秋風に—・げてくる舟はあまのと渡る雁にぞありける」〈古今・秋上〉
こ‐えん【小縁】
幅のせまい縁側。「—に立ち出で遠見して居られし所に」〈浄・念仏往生記〉
こ‐えん【古園】
古い庭園。時代を経た庭園。
こ‐えん【故園】
生まれ故郷。ふるさと。「執て表面を見れば—の書なり」〈織田訳・花柳春話〉
こ‐えん【故縁】
古い縁故。旧縁。「—につながる」