こそげ‐おとす【刮げ落(と)す】
[動サ五(四)]削るようにして取り去る。「鍋の焦げつきを—・す」
こそ・げる【刮げる】
[動ガ下一][文]こそ・ぐ[ガ下二] 1 物の表面を削る。付着物を削り落とす。「金具の錆(さび)を—・げる」 2 髪やひげをそる。「夫婦は頭—・げて、諸国行脚の身となりぬ」〈浮・万金丹・一〉
こそ‐こそ
[副](スル) 1 人目につかないように物事をするさま。こっそり。「—(と)出ていく」「陰で—するな」 2 物が軽くすれ合ったりして、かすかに音のするさま。かさこそ。「手を—とすりて」〈宇治拾遺...
こそこそ三里(さんり)
こそこそ話でも遠くまで伝わること。秘密は漏れやすいことのたとえ。
こそこそ‐どろぼう【こそこそ泥棒】
「こそ泥」に同じ。
こそこそ‐ばなし【こそこそ話】
他聞をはばかって小声でする話。ひそひそ話。
こそこそ‐やど【こそこそ宿】
男女が密会に使う宿。また、ひそかに売春婦などを置く宿。あいまい宿。「—のなさけ事」〈浄・五枚羽子板〉
こ‐そだて【子育て】
[名](スル)子供を育てること。育児。
こ‐そだて【孤育て】
《「子育て」のもじり》夫や親族の協力も得られず、近所との付き合いもなく孤立した中で母親が子供を育てている状態をいう。 [補説]核家族化、少子化が進む中で生じた社会問題。
こそだてごっこ【子育てごっこ】
三好京三の中編小説。きだみのるの娘を引き取って育てた著者自身の経験を題材とする。昭和50年(1975)、第41回文学界新人賞受賞。昭和51年(1976)刊行。同年、第76回直木賞受賞。昭和54年...